マッチングアプリでの出会いが気になっていても、「自分の年代で使っている人はどれくらいいるのかな」「今から始めても浮かないかな」と不安に感じる人は少なくありません。
20代や30代では友達が自然に使っていることもありますが、40代以降になると「名前は聞くけれど怖い」「オンラインで恋愛相手を探すのは抵抗がある」と感じる人もいます。
大切なのは、認知率、現在利用率、過去利用を含めた利用経験率を分けて見たうえで、年代ごとのスマホ慣れ、周囲の利用者の見えやすさ、恋愛や結婚への価値観まで一緒に考えることです。
この記事では、公開されている調査データをもとに、マッチングアプリ利用率の推移と20代から60代までの年代別の違いを整理します。
マッチングアプリ利用率の推移は
マッチングアプリ利用率の推移は、若い世代を中心に身近になり、40代以降にも少しずつ知られるようになっているという流れです。
MMD研究所の2025年調査では、スマートフォンを所有する20歳から69歳の男女30,000人を対象に、マッチングサービスやアプリの認知、現在利用、過去利用、交際経験などが調べられています。
同調査では、サービス内容を知っている人は全体で28.3%、その認知者のうち現在または過去に利用したことがある人は39.5%とされています。
ここで注意したいのは、20代や30代の利用経験率が半数前後といっても、それは各年代全体の半数という意味ではなく、サービス内容を知っている人の中での割合だという点です。

まず数字の意味をそろえる
マッチングアプリ利用率を見るときに最初に大事なのは、その数字が何を表しているのかをそろえることです。
認知率は「サービス内容を知っている人」の割合で、現在利用率は「今使っている人」の割合、利用経験率は「現在または過去に使ったことがある人」の割合です。
| 数字の種類 | 意味 | 読み方 |
|---|---|---|
| 認知率 | 内容を知る割合 | 広がりの目安 |
| 現在利用率 | 今使う割合 | 活発さの目安 |
| 過去利用率 | 以前使った割合 | 卒業者を含む目安 |
| 利用経験率 | 現在利用と過去利用の合計 | 身近さの目安 |
現在利用率だけを見ると少なく感じても、過去に使って恋人ができた人や、必要な時期だけ使って退会した人は現在利用には含まれません。
そのため、マッチングアプリがどれくらい身近になっているかを知りたいときは、現在利用だけでなく、過去利用を含めた利用経験も合わせて見ると現実に近い感覚で理解できます。
意外と多い利用率は安心材料になる
マッチングアプリの利用率を見ると、「思っていたより使っている人が多い」と感じる人もいるはずです。
特に20代や30代では、サービス内容を知っている人のうち利用経験がある人が半数前後にのぼるため、アプリで出会いを探すことはかなり身近な選択肢になっています。
もちろん、利用者が多いから絶対に安心というわけではありませんが、自分だけが特別なことをしているわけではないとわかるだけでも、始める前の不安は少し軽くなります。
大切なのは、流行っているから急いで使うことではなく、本人確認や通報機能があるサービスを選び、自分のペースでやり取りを進めることです。
数字は「みんな使っているから大丈夫」と無理に背中を押すためではなく、「出会い方のひとつとして一般化してきている」と落ち着いて見るための材料になります。
20代と30代は認知者の半数前後に利用経験がある
年代別に見ると、マッチングアプリは20代と30代で特に身近な出会い方になっています。
MMD研究所の2025年調査では、マッチングサービスやアプリの内容を知っている人のうち、20代は53.9%、30代は52.1%が現在または過去に利用したことがあるとされています。
| 年代 | 現在利用 認知者内 |
過去利用 認知者内 |
利用経験 認知者内 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 15.2% | 38.7% | 53.9% |
| 30代 | 15.5% | 36.5% | 52.1% |
| 40代 | 9.5% | 24.4% | 約33.9% |
| 50代 | 4.4% | 16.1% | 約20.5% |
| 60代 | 4.3% | 12.0% | 約16.3% |
この表の数字は各年代全体に対する割合ではなく、マッチングアプリのサービス内容を知っている人の中での割合です。
20代や30代の半数以上が必ず使っているという意味ではなく、内容を知っている人の中では利用経験がある人が半数前後いるという読み方になります。
認知率の推移は全世代で伸びている
利用率の推移を読む前に、まずはマッチングアプリを「サービス内容まで知っている人」がどれくらい増えたかを見ると、世代ごとの広がりがわかりやすくなります。
MMD研究所の2023年調査と2025年調査を比べると、20代から60代まで、すべての年代で認知率が上がっています。
| 年代 | 2023年認知率 | 2025年認知率 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 25.8% | 28.3% | +2.5ポイント |
| 20代 | 45.0% | 46.2% | +1.2ポイント |
| 30代 | 36.0% | 38.6% | +2.6ポイント |
| 40代 | 23.4% | 26.1% | +2.7ポイント |
| 50代 | 17.5% | 20.6% | +3.1ポイント |
| 60代 | 12.9% | 15.4% | +2.5ポイント |
全体では25.8%から28.3%へ上がっており、マッチングアプリを内容まで知っている人は少しずつ増えています。
特に50代は伸び幅がやや大きく、オンラインでの出会いに抵抗がありつつも、名前だけでなく仕組みまで知る人が増えていると考えられます。
ただし、認知率が上がったからといって全員がすぐ利用するわけではないため、普及の入口が広がっている数字として読むのが自然です。
利用経験率は高水準を保ちながら一部年代で伸びている
認知者の中で実際に使ったことがある人の割合を見ると、20代はすでに高い水準にあり、30代や50代、60代では少しずつ利用経験が広がっています。
一方で、40代はほぼ横ばいに近いため、「30代以降で一律に伸びている」と言い切るより、一部年代でじわっと伸びていると表現したほうが正確です。
| 年代 | 2023年利用経験 認知者内 |
2025年利用経験 認知者内 |
見え方 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 39.7% | 39.5% | ほぼ横ばい |
| 20代 | 54.8% | 53.9% | 高水準を維持 |
| 30代 | 50.4% | 52.1% | やや増加 |
| 40代 | 33.4% | 約33.9% | ほぼ横ばい |
| 50代 | 19.3% | 約20.5% | 少し増加 |
| 60代 | 13.1% | 約16.3% | 少し増加 |
20代と30代は、認知者の半数前後が利用経験を持つ段階にあり、出会い方のひとつとして受け入れられやすくなっています。
全体の利用経験率がほぼ横ばいでも、年代ごとに見ると若い世代では高水準を維持し、上の世代では少しずつ広がる動きが見えます。
このように、全体平均だけでは見えない変化があるため、マッチングアプリ利用率の推移は年代別に分けて見ることが大切です。
40代は慎重さが目立ちやすい
40代になると、20代や30代に比べてマッチングアプリの認知率は下がりますが、利用する意味が薄いということではありません。
2025年調査では、40代でサービス内容を知っている人は26.1%で、20代や30代より少ないものの、出会いの選択肢として知られている層は確実にあります。
40代は、恋愛だけでなく再婚、子どもとの関係、仕事の責任、住まい、親のことなど、出会いの前に考える現実的な条件が増えやすい年代です。
そのぶん、オンラインで知らない人と会うことに慎重になったり、周囲にアプリ利用を話しづらかったりする人もいます。
40代で使うなら、若い世代のノリに合わせるより、安心して話せる雰囲気、本人確認の仕組み、同世代の多さ、結婚や再婚への温度感を見て選ぶと無理がありません。
50代は抵抗感と需要が同時にある
50代では、マッチングアプリに対する抵抗感と、出会いのきっかけを増やしたい気持ちが同時に存在しやすくなります。
2025年調査では、50代のサービス内容認知率は20.6%で、まだ「名前は聞くけれど詳しく知らない」という人も少なくない年代です。
一方で、離婚後の再出発、子育てが落ち着いた後のパートナー探し、趣味を共有できる相手探しなど、50代ならではの出会いのニーズもあります。
ただ、オンライン上で個人情報を出す不安、写真を載せる恥ずかしさ、メッセージで関係を作ることへの慣れなさが、利用のハードルになりやすいです。
50代では、派手なプロフィールよりも、安心感、清潔感、誠実さ、生活のリズムが伝わる内容のほうが相手に届きやすく、無理に若く見せようとしないほうが結果的に自然です。
60代は安心できる入口が大切
60代は、マッチングアプリの認知率が最も低くなりやすい年代ですが、スマートフォンやインターネット自体から完全に離れているわけではありません。
2025年調査では、60代のサービス内容認知率は15.4%で、20代の46.2%と比べるとかなり差があります。
背景には、若いころにオンラインで人と出会う文化がなかったこと、恋愛や結婚のきっかけは紹介や職場が自然だと感じてきたこと、知らない相手とのやり取りに不安を持ちやすいことがあります。
ただ、60代でもスマホで連絡を取り、ニュースを読み、買い物をする人は増えているため、操作がわかりやすく安全対策が見えるサービスなら、今後少しずつ受け入れられる可能性があります。
60代で使うなら、最初から恋愛に急がず、同世代と話せるか、サポートを確認しやすいか、金銭や個人情報のトラブルを避けられるかを重視するのが安心です。
出会いのきっかけとして存在感が増えている
マッチングアプリ利用率の推移を見るうえでは、登録者の割合だけでなく、実際の交際や結婚につながったかも気になるところです。
2025年のMMD研究所調査では、マッチングサービスやアプリで出会って付き合ったことがある人は、利用経験者のうち54.8%とされています。
また、リクルートブライダル総研の婚活実態調査2024では、2023年婚姻者のうち婚活サービスを通じて結婚した人は15.3%で、ネット系婚活サービスを通じた結婚は11.4%とされています。
さらに、デジタル庁ニュースでも、40歳未満の既婚者のうち4人に1人がマッチングアプリで出会って結婚していることが紹介されています。
こうしたデータを見ると、マッチングアプリはただ登録して眺めるものではなく、若い世代を中心に実際の交際や結婚のきっかけとして存在感を強めていると言えます。
年代差が生まれる理由
マッチングアプリの利用率に年代差が出るのは、単に若い人が新しいもの好きだからという話だけではありません。
スマホを使い始めた時期、周囲で利用している人の多さ、恋愛や結婚に対する価値観、知らない人とオンラインで会うことへの不安など、いくつかの理由が重なっています。
ここを理解すると、「自分の年代で少ないから遅い」と落ち込む必要もなくなりますし、「若い人が多いから簡単」と思い込みすぎることも避けられます。

スマホ慣れの差がある
年代差の大きな理由のひとつは、スマホやオンラインサービスへの慣れ方です。
20代や30代は、友人との連絡、買い物、予約、動画視聴、仕事のやり取りまでスマホで完結することに慣れているため、出会いの入口がアプリになることにも比較的なじみやすいです。
| 年代 | スマホ感覚 | 起きやすい反応 |
|---|---|---|
| 20代 | 生活の一部 | 始めやすい |
| 30代 | 効率化の道具 | 目的で選ぶ |
| 40代 | 便利だが慎重 | 安全性を見る |
| 50代 | 用途に差がある | 不安も出る |
| 60代 | 個人差が大きい | 説明を重視する |
総務省の情報通信白書でも、インターネット利用時の不安として個人情報や利用履歴の漏えい、ウイルス感染、架空請求や詐欺などが挙げられており、オンラインに抵抗がある世代ほどアプリ利用前に不安が大きくなりやすいです。
スマホが得意ではないからマッチングアプリが向いていないと決める必要はなく、安全対策がわかりやすいサービスを選べば、少しずつ慣れながら使うこともできます。
周りの利用者が見えるかで変わる
マッチングアプリへの抵抗感は、周りで使っている人がいるかどうかでも大きく変わります。
20代や30代では、友人がアプリで恋人を作った、職場の同僚が結婚した、SNSで体験談を見たという形で、身近な成功例を聞きやすくなっています。
- 友人の体験談を聞く
- 同僚の結婚を知る
- SNSで口コミを見る
- 安全な使い方を学ぶ
- 怖さが少し下がる
一方で、40代以降は周りに使っている人がいても話題にしづらかったり、恋愛の話をオープンにしにくかったりするため、実際には利用者がいても見えにくいことがあります。
利用者が見えないと「自分だけが使うのは恥ずかしい」と感じやすいので、年代差の一部は実際の人数差だけでなく、話題にしやすい空気の差でもあります。
利用率のデータを見る意味は、周囲に聞きにくい人でも「一定数は使っている」と客観的に知れるところにあります。
出会い方への価値観が違う
年代によって、出会い方に対する自然さの基準も変わります。
20代や30代では、オンラインで知り合ってから会う流れが、趣味友達や仕事のつながりでも経験されやすいため、恋愛だけが特別に不自然とは感じにくい人が増えています。
一方で、50代や60代では、職場、友人紹介、親族の紹介、地域のつながりなど、実際の人間関係を通じた出会いを自然と感じてきた人も多いです。
そのため、アプリで条件や写真を見て選ぶことに、どこかドライな印象や怖さを感じる人もいます。
ただ、価値観の違いは悪いことではなく、自分に合う出会い方を選ぶための感覚なので、抵抗がある人ほど、プロフィールをゆっくり読み、メッセージで安心できる相手だけに会う使い方が向いています。
年代別に合う使い方
マッチングアプリは、年代によって向いている使い方が少しずつ変わります。
20代には20代の迷いがあり、30代には30代の焦りがあり、40代以降には安全面や生活の相性を大切にしたい気持ちがあります。
利用率の高さだけで選ぶのではなく、自分の年代で起きやすい悩みに合わせて使い方を整えると、変に疲れず続けやすくなります。

20代は温度感を言葉にする
20代は利用経験者が多いぶん、アプリ内の目的がかなり幅広くなりやすいです。
恋人がほしい人、まずは友達から始めたい人、気軽に会いたい人、将来を考えられる相手を探したい人が同じ場所にいるため、何も書かないと目的のズレで疲れやすくなります。
- 恋人がほしい
- 友達から始めたい
- 結婚は急がない
- 誠実に付き合いたい
- 会話を重ねたい
プロフィールでは、「楽しく話せる方と出会えたらうれしいです」や「ゆっくり仲良くなれる方が合います」のように、重すぎない一文で温度感を出すだけでも相手が選びやすくなります。
20代は出会える人数が多い反面、比較もしやすいので、合わない相手を追いかけすぎず、会話していて安心できる人を残す感覚が大切です。
利用者が多い年代だからこそ、自分に合わない相手まで無理に合わせようとしないことが、前向きに続けるコツになります。
30代は将来像をやわらかく出す
30代は、恋人探しと婚活の間で気持ちが揺れやすい年代です。
すぐに結婚したいわけではないけれど、まったく将来を考えない相手とは時間を使いにくいという人も多くなります。
| 書き方 | 伝わる印象 | 注意点 |
|---|---|---|
| 将来も考えたい | 真剣さ | 圧を出しすぎない |
| まずは会話から | 安心感 | 曖昧にしすぎない |
| 生活を大切にしたい | 落ち着き | 条件だけにしない |
| 価値観を知りたい | 誠実さ | 質問攻めにしない |
30代では、年収や身長などの条件だけでなく、休日の過ごし方、家事への考え方、仕事の忙しさ、結婚観の温度感を少しずつ確認すると相性が見えやすくなります。
焦りが出ると相手を早く判断したくなりますが、最初の数回のやり取りでは完璧な答えを求めず、違和感がないかを丁寧に見るくらいが続けやすいです。
利用経験が多い年代だからこそ、たくさん会うことより、自分が自然に話せる相手を見つけることを大切にしましょう。
40代は生活の相性を重視する
40代では、見た目や条件だけでなく、生活の相性がかなり大切になります。
仕事の責任、子どもの有無、離婚歴、住まい、親との関係、休日の使い方など、若いころよりも現実的な話題が自然に関係してくるからです。
だからといって、最初から細かい条件をすべて並べると面接のようになってしまうので、プロフィールでは人柄が見える書き方を意識するとよいです。
たとえば、「休日は家でゆっくりする日と外に出る日をどちらも大切にしています」のように書くと、条件ではなく暮らし方として相手に伝わります。
40代では、急に恋愛モードへ持っていくより、落ち着いて話せる関係から始めるほうが信頼を作りやすくなります。
利用率を見るときの注意点
年代別の利用率は便利ですが、読み方を間違えると必要以上に焦ったり、反対に実態より軽く見たりしてしまいます。
特にマッチングアプリの調査は、調査対象が独身者なのか既婚者を含むのか、スマホ所有者なのか、恋人探し経験者なのかによって結果が変わります。
ここでは、データを見たときに押さえておきたい注意点を整理します。

全体の利用率と認知者内の利用率を混同しない
この記事で最も誤解しやすいのは、全体に対する数字と認知者に対する数字の違いです。
20代の認知率46.2%と、認知者内の利用経験率53.9%は、同じ分母の数字ではありません。
| 項目 | 分母 | 意味 |
|---|---|---|
| 20代の認知率46.2% | 20代全体 | 内容を知っている割合 |
| 20代の利用経験率53.9% | 20代の認知者 | 認知者内で使った割合 |
| 30代の認知率38.6% | 30代全体 | 内容を知っている割合 |
| 30代の利用経験率52.1% | 30代の認知者 | 認知者内で使った割合 |
このように、認知率は各年代全体に対する割合で、利用経験率はサービス内容を知っている人の中での割合として示されています。
現在利用だけでは見えない
現在利用率だけを見ると、マッチングアプリの広がりを小さく感じることがあります。
しかし、マッチングアプリは恋人ができたり、結婚相手が見つかったりすると退会する人が多いサービスです。
- 恋人ができて退会する
- 結婚して使わなくなる
- 疲れて一度休む
- 別のアプリへ移る
- 必要な時期だけ使う
今使っていない人の中にも、過去にアプリで出会った人や、使った結果いったん卒業した人が含まれます。
年代別の実態を知りたいときは、現在利用だけでなく、利用経験、交際経験、身近な人の交際や結婚経験まで合わせて見ると、実生活に近い感覚で理解できます。
現在利用率が低く見える年代でも、過去利用や認知の広がりを含めると、出会い方として少しずつ浸透している様子が見えてきます。
結婚率と利用率は別に考える
マッチングアプリを使っている人が多いことと、結婚しやすいことは同じではありません。
利用率は入口の広がりを示す数字で、交際率や結婚に至った割合は結果に近い数字です。
リクルートブライダル総研の婚活実態調査2024では、ネット系婚活サービスを通じて結婚した人の割合が過去最高とされていますが、これは「登録すれば自動的に結婚できる」という意味ではありません。
実際には、プロフィールの作り方、やり取りの誠実さ、会う前の見極め、安全意識、相手との価値観のすり合わせが結果に影響します。
利用率は始めるかどうかの参考になり、交際や結婚のデータは続け方を考える参考になると分けて見るのが現実的です。
安心して安全に使うための基本
マッチングアプリの利用率が上がっているからといって、安全面を何も考えずに使ってよいわけではありません。
特にオンラインに抵抗がある世代ほど、不安をなくすために正しい知識を持つことが大切です。
怖がりすぎる必要はありませんが、自分を守るルールを決めておくと、年代に関係なく落ち着いて使いやすくなります。

本人確認をきちんと見る
アプリを選ぶときは、会員数や料金だけでなく、本人確認や通報機能が整っているかを確認しましょう。
デジタル庁ニュースでは、マッチングアプリをより安全に使うための取り組みとして、マイナンバーカードを活用した本人確認や独身証明の仕組みが紹介されています。
| 確認項目 | 見る場所 | 意味 |
|---|---|---|
| 年齢確認 | 登録手順 | 未成年対策 |
| 本人確認 | 安全ページ | なりすまし対策 |
| 通報機能 | 相手画面 | トラブル対策 |
| ブロック機能 | 設定画面 | 距離を置ける |
本人確認があるから絶対に安全とは言い切れませんが、何も確認しないサービスよりは安心材料が増えます。
特に40代以降でオンラインの出会いに不安がある人は、登録前に安全対策のページを一度読んでおくと、使うかどうかの判断がしやすくなります。
安心して使えるかどうかは、アプリの知名度だけでなく、運営側の確認体制やトラブル時の対応を見て判断することが大切です。
初回は無理をしない
初めて会うときは、どの年代でも人目のある場所を選ぶのが基本です。
メッセージで感じがよくても、実際に会うまでは相手の雰囲気、距離感、話し方、約束の守り方まではわかりません。
- 昼のカフェで会う
- 駅近の店を選ぶ
- 短時間で切り上げる
- 住所を教えない
- 金銭の話は断る
- 違和感があれば帰る
相手に悪いからと無理をする必要はなく、安全を大切にする姿勢を尊重してくれる人かどうかも、相性を見る大事なポイントです。
特にオンラインに慣れていない人ほど、会う前に通話をする、待ち合わせ場所を家から離す、友人に予定を共有するなど、小さな対策を重ねると安心できます。
初回から完璧に相手を見極めようとするより、「安心して話せるか」を確認するくらいの気持ちで会うほうが負担も少なくなります。
疲れたら休んでいい
マッチングアプリは便利ですが、続けていると意外と心が疲れます。
プロフィールを見比べたり、返信を考えたり、いいねの数を気にしたり、会った後に相性を判断したりすることは、思っている以上にエネルギーを使います。
年代別の利用率を見て「みんな使っているなら自分も頑張らないと」と感じる人もいますが、数字は焦るためではなく、自分に合う出会い方を考えるための材料です。
返信が負担になったら通知を切る、週末だけ見る、一度休会するなど、自分の生活を守る使い方をして大丈夫です。
出会いは大切ですが、自分を雑に扱わないことのほうがもっと大切です。
抵抗がある人ほど数字を味方にして自分のペースで始める
マッチングアプリ利用率の推移を見ると、20代と30代を中心に利用経験が広がり、40代以降にも少しずつ認知が進んでいることがわかります。
ただし、20代や30代の利用経験が半数前後という数字は、各年代全体ではなく、サービス内容を知っている人の中での割合として読む必要があります。
この分母の違いを押さえると、「認知率はそこまで高くないのに利用経験が半数以上なのは変ではないか」という違和感はなくなり、数字を落ち着いて理解できます。
年代別の差はまだはっきりあり、20代では友人の体験談やスマホ慣れが後押しになりやすい一方で、50代や60代ではオンラインで知らない人と出会うことへの抵抗や安全面の不安が利用のハードルになりやすいです。
利用率の数字は、自分が遅れているかどうかを判断するものではなく、自分の年代ではどんな不安が出やすいのか、どんな使い方なら無理がないのかを考えるための地図として使うと役立ちます。
マッチングアプリは便利な出会いの手段ですが、恋愛そのものを急がせる道具ではないので、数字に背中を押してもらいながらも、最後は自分のペースで心地よく続けられる形を選びましょう。

